おすすめリンク集

サギに関連するリンク集です。



ミゾゴイの生態と習性 (川名国男)

東京都あきる野市のミゾゴイ研究者である川名国男氏の著書「ミゾゴイ ~その生態と習性~」です。ミゾゴイの生息環境保護にかける川名氏の熱意が伝わってきます。ミゾゴイの調査&保護に携わる人は必見です。





益子美由希のウェブサイト

茨城県のサギ研究者 益子美由希さんのウェブサイト(ここをクリック)です。サギコロニー空撮写真、日本鷺史編纂など興味深い記事があります。ウェブサイトの各所にちりばめられている益子さん手書きのサギのイラストが可愛らしい。



高速道路がサギのすみかになったわけ

高速道路のインターチェンジ樹林地がサギコロニーになったわけを子供向けにわかりやすく解説した書籍のウェブサイト版。(ここをクリック)無料配布の書籍版は残りわずかです。

 


能 「鷺」

能の曲目のひとつ。鷺と人とがみやびな世界を紡ぎ出す。会誌「野鳥(2012年9・10月号)」p48に人間国宝の能楽師 三川 泉氏が寄稿されているので興味ある方は参照して下さい。
あらずじ 「天皇が池のほとりの庭園で詞を読んでいると一羽の鷺が舞い降りる。天皇は鷺を捕えるように蔵人に命じる。蔵人は鷺を捕えようとするが逃げてしまう。そこでこれは天皇の命令である、と蔵人が鷺に告げると鷺は戻ってくる。天皇は喜び鷺に五位の位を授ける。鷺は喜び、舞う。」


Amazon .com サギのデコイ

アメリカのAmazon.com ではサギのデコイ(ここをクリック)を購入できる。(ただし直接日本からは購入できないので再配送サービスを利用)。日本野鳥の会愛知県支部では1体輸入してコロニー移動効果を検証、2015年8月、ねぐら移動の効果を確認できたため、2016年は追加でコサギデコイに加えてアオサギデコイも購入。2016年は人とサギとの両方が安全な場所へのコロニー移動を試みます。




白鷺神社

栃木県にある神社。神社境内には石製の狛犬ならぬ狛鷺(?)が鎮座している。サギ好きなら一度はお参りしたい。

 


参考書籍

サギに関連する書籍を集めてみました。ここで紹介する書籍は残念ながら全て絶版です。おそらく図書館で探せばどこかにはあると思います。私は全てインターネットの古本店で購入しました。


「野田の鷺山」    1980年 小杉昭光(著)朝日新聞社

      

埼玉県浦和市(現在:さいたま市)の上野田にかつて存在していた「野田の鷺山」。特別天然記念物に指定され、最盛期には1万羽以上のサギがコロニーを形成していた。しかし昭和30年頃から農薬等の影響で徐々に数が減り、、昭和47年(1972年)に消滅。約250年もの間、サギの繁殖地として続いていた野田の鷺山は姿を消した。その野田の鷺山の歴史から消滅の要因まで掘り下げて解説している。野田の鷺山を知る上で最良の一冊。





シラサギの森 (科学のアルバム20) 1972年 田中徳太郎(著)あかね書房

      

子供向け「科学のアルバム」シリーズ第20巻。野田の鷺山におけるサギの生態を子供向けにやさしく解説。そのため初心者にも大変わかりやすいし写真も美しい。日本野鳥の会愛知県支部事務所に貸出し可能(支部会員に限る)の蔵書があります。





白サギの詩 (岩波グラフィックス3) 1982年 田中徳太郎(著)岩波書店

      

野田の鷺山を30年間にわたり撮り続けた田中徳太郎氏の白鷺写真集。モノクロ写真に映し出される白鷺の姿はあるときは幻想的であり、またあるときには野生的である。「舞」と題した写真の圧倒的な迫力、「おめかし」と題する写真に描かれる飾り羽は息をのむほどの美しさだ。





      

白鷺 天空のファンタジア  1989年 田中徳太郎(著)玄光社MOOK

      

大型の白鷺モノクロ写真集。この本の中で写真評論家の福島辰夫氏が田中徳太郎氏について「サギ山幻視行」という序文を寄せています。その名文の一部を引用させていただきます。「しらさぎ作品が皇居にて天覧、(中略)、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館に各1点永久コレクション、(中略)「しらさぎ」映像による坂東玉三郎「鷺娘」上演、(中略)彼ほどサギならサギという同一のテーマが数多く、展覧会、写真集、さらには映画、いくつものテレビ番組となり、その話が教科書に採用され、幾多の受賞となり、周辺への影響となり、そうしたことが絶え間なく続いて終わることがないと云った写真家は、他に例をみないであろう。」





THE HERONS HANDBOOK  James Hancock and James Kushlan(著)1984年 HARPER & ROW社

      

サギ類専門の図鑑。世界中のサギ類60種について解説している。とにかく詳しい。ダイサギ亜種4種類(alba, egretta, modesta, melanorhynchos)、チュウサギ亜種3種類(intermedia, plumifera, brachyrhyncha)、コサギ亜種6種類(garzetta, nigripes, immaculata, dimorpha, schistacea, gularis)、アマサギ亜種2種類(ibis, coromandus)のイラストがそれぞれ違いがわかるよう並べて記載され、しかも非繁殖羽、繁殖羽、婚姻色の違いまで描かれているという念の入れようである。さらに採餌方法から求愛方法にいたるまで詳細な解説がうれしい。発刊された年は1984年とやや古いがこれほどまでにサギ類に詳しい図鑑は他にないのではなかろうか。日本のAmazonからでも古書を入手出来る。





      

THE HERONS OF THE WORLD  James Hancock and Hugh Elliott(著)1978年 HARPER & ROW社

      

アメリカから取り寄せたのだが、その大きさにびっくりした。縦36cm 横24cm 重さ2kg以上という大型本である。 生息場所を背景にした1ページ丸ごとの大きなイラストはオーデュボンの絵のようで美しい。世界のサギ類61種について解説している。





      

HERONS & EGRETS OF THE WORLD  James Hancock(著) 1999年 ACADEMIC PRESS社 

      

上述の図鑑と同じ著者の写真図鑑。世界のサギ47種について特徴、分布、食性、繁殖行動について数多くの写真で説明。交雑種に関する記事が興味深い。アオサギとムラサキサギがスペインとハンガリーで交雑の記録がある。驚いたことにアオサギとコサギの交雑記録がベルギーであるらしい。





      

HERONS OF NORTH AMERICA   James Hancock(著)2000年 ACADEMIC PRESS社

      

北米大陸のサギ類について解説。写真が多くて大きいため文章は少なめだがわかりやすい。図鑑というよりは写真集として楽しめる。





 

LONG LEGGED WADING BIRDS  Lucian Niemeyer & Mark Riegner (著)1993年 Stackpole Books社

      

北米大陸のサギ類を中心とした足の長い水辺の鳥を集めた美しい写真集。やはりサギは水辺の風景がよく似合う。





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